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HOME > EL RECORDS > UK温故知新Vol.13 : TEXT MASA

NEWS

UK温故知新Vol.13 : TEXT MASA

13回目のUK温故知新です。

今回は前回ご紹介したエレクトロポップに続いてシンセポップといわれるジャンルについてのご紹介です。

ナンカね、似たような名前で何がどう違うの? って感じですが、音そのものに対する向き合い方とバンドやミュージシャン達の楽曲を作る上での方向性が全く違います。

そして決定的な点はシンセポップはダンスミュージックでありポップだということ。エレクトロポップは電子音を多用して未来的な音楽を創造していこうとした実験音楽的な要素が強いものだったのに対して、シンセポップは売れることを前提にしている商業的な要素が強いものなのですね。

つまりね、70年代後期から80年代初頭に台頭したエレクトロポップが電子音を使った音楽の創世記だとすれば80年代中期から後期のシンセポップは大衆化というかマスになった時代だったんです。

1940年代くらいから完全な実験レベルでの電子楽器を使った楽曲や映画用のSEなんかでの電子音楽はあったんだけど、あくまでも技術者が音を作ってみました的なレベルでクリエーションと呼べるものではなかった。

しかしね、時代が進むにつれてどんどん進化していった電子楽器は、ついに70年代後期にギター&ベース&ドラムに取って代わることが出来るものとして一つの完成形になったのですね。

このように実は音楽の発展って新しい楽器の登場によるものが大きいんです!!! 1940年代にエレキギターが発明されなければロックはなかっただろうし、そもそも19世紀後半にギター自体が開発されていなければ今日の音楽はなかったんじゃないかな? だってコントラバスとかチェロみたいなオーケストレーション用の楽器で歌は歌えないもんね。。。

エレクトロポップやシンセポップの世界でのエレキギターみたいな存在は、あのYMOも使用していたローランドのTR-808というリズムマシン (通称はヤオヤ) ではないかな。TR-808が作り出す正確かつ無機質なリズムは正にエレクトロポップとシンセポップそのものだったのです。因みに80年代後期にデビューしたマンチェスター発のテクノバンド、808ステイトはこのTR-808から付けたものですよ!

でもこういった楽器達は例外なく発売当時の評判は散々だったりするんですよね。しかし時代を創りあげようとする先駆者と出会うことで新しい側面を見出すのですよ。。。 これはファッションでも同じじゃないかな?

少し話がそれましたが。。。 そんな訳でね、シンセポップとはこういった電子楽器を使ったクリエーションの一つの到達点だったんですね。コノ後にいわゆるブレイクビーツ、レイブ、アシッドハウスなど新しいカタチのエレクトロダンスミュージックへと進化していく訳ですが、1980年代後期においては新しいポップミュージックの形であったのです。

ここ日本でも当時はシンセポップ的なアプローチの歌謡曲など沢山ありました。本当に世界的に浸透していたんですよ! だって当のYMOですら歌謡曲チックな楽曲をリリースしてましたから!!! でも日本ではテクノポップって呼んでましたね。欧米ではテクノというものが結構シリアスな音楽ジャンルとして認知されていたからシンセポップと呼ぶのが一般的です。

今、改めて聴いてみるとダサい感じも否めないシンセポップの楽曲ですが、現在50才の自分にとっては正に青春時代の音ですね。それではシンセポップのベスト5です。

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DON'T YOU WANT ME / HUMAN LEAGUE (1981年)

オリジナルPV http://goo.gl/FKW9N0
日本タイトルは、愛の残り火。英国シェフィールド発のバンド、ヒューマン・リーグによる1981年全英No.1ヒット曲です。

これね、歌詞の内容が出会ってから5年経つ不倫関係にある二人を題材にしたもの。 ”don't you want me Baby?” 男が、君は僕をもう必要として居ないのかい? と交際5年目にして女性に問いかけているもの。

これですよ! これ!!! この内容で当時台頭してきていた電子楽器での演奏を前面に打ち出している大衆性がシンセ・ポップなのです。クラフトワークのようなやや難解でシュールな世界観を持つエレクトロポップとは大違い。。。 ですよね?

内容は置いといて、曲としてはナンダカ耳に残る感じが良し! ですので1位です。

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NEVER GONNA GIVE YOU UP / RICK ASTLEY (1987年)

オリジナルPV http://goo.gl/SsAhv

第2位は英国ランカシャー州出身のリック・アストリーによるソウルフルな歌声と電子楽器のコラボによるギブユーアップ (邦題) です。

正にダンサブル&ポップですね。シンセポップというよりユーロビートに近いですかね? でもこれも電子楽器演奏の完成形の一つといえます。こういった楽曲が数多くリリースされたからこそ現在において電子楽器は特種なものではなく一般的になったのです。

そして面白い事例を一つ。7〜8年くらい前にインターネットの掲示板などで興味を引くようなタイトルをアップしてクリックすると何故かこの曲のPVが流れるという、リックロールというイタズラが多発していたんだけど、これが功を奏してなんと2008年に全英シングルチャートの73位に再チャートインしたんだって。世の中何があるか分かんないすね!

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HIT THE PERFECT BEAT / BRONSKI BEAT (1986年)

オリジナルPV http://goo.gl/EVscFp

ピコピコの電子音てんこ盛り!!! ブロンスキ・ビートによる1986年の大ヒット曲、ヒット・ザ・パーフェクト・ビートです。もうこれはシンセポップ通り越してハイエナジーユーロビートとも言えますね。

メンバー全てがゲイというのも何となく分かる感じの曲調ですが、自分的にはこの辺りがシンセポップの最終到達点のような気がします。コノ後に電子楽器を使った音楽はよりディープなダンスミュージックへと向かっていくのです。

まあ当時のクラブでは日本、英国問わずかかりまくってましたね。そんな意味で自分的には思い出がある一曲でした。。。

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PLANET EARTH / DURAN DURAN (1981年)

オリジナルPV http://goo.gl/cUHlbJ

故ダイアナ元皇太子妃も大ファンだったという大人気バンド、デュランデュランのデビュー曲、プラネット・アースです。

彼らは後に英国を代表する大スターとなっていくのですが、1981年のデビュー当時は見てのとおり格好はニューロマンティック、演奏形態はバンドスタイル、サウンドはシンセポップ的といろんな要素の複合体だった。

ある意味全ての色んなクリエーションのターニングポイントにあった頃にデビューしているのでジャンル分けが難しいバンドですが、彼らが後のシンセポップのブームの先駆けとなったのは事実。

だってシンセポップのアーティスト達はMTV世代真っ只中なので、ルックスも重視された訳です。つまりシンセポップは見た目も重要だった! その代表格が彼ら、デュランデュランなのですよ。

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君に胸キュン / YELLOW MAGIC ORCHESTRA (1983年)

オリジナルPV http://goo.gl/4FxISR

電子音楽の巨匠、通称YMOのイエロー・マジック・オーケストラによるシンセポップ、君に胸キュンをご紹介したいと思います。

クラフトワークに次ぐエレクトロポップの先駆者、YMOは創世記に素晴らしいクリエーションを披露した後、自らの手でエレクトロポップやシンセポップという一連の電子音楽の流れをひとまず終結させるという戦略に出ます。

それがこの曲であり、 「君に胸キュン」 が収録されたアルバム、 「浮気な僕ら」 なのです! つまり大衆芸能の域まで電子音楽は来たのだということを自ら表現したんですね。彼ら自身、この後に発展していくエレクトロダンスミュージックの世界を予見していたのかもしれません。

そしてこの曲がリリースされた約半年後の1983年12月に解散 (当時は散開と言い表していました) 。。。 ここでYMOは一時的に消滅する訳です。

その後は1994年に再結成されて今に至るのです。パーマネントな活動ではないですがYMOは現在進行形のユニットなのですよ!

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24HOUR PARTY PEOPLE (MOVIE / 2002年)

オリジナル予告篇 http://goo.gl/4QOXAh

今回の第6位は、こういった電子音楽の洗礼を受けて世界がダンスミュージックへと向かう中で英国マンチェスターがどういったクリエーションを産んでいったかを忠実に再現した映画をご紹介します!!!

この映画、 「24アワー・パーティ・ピープル」 はジョイ・ディビジョン、ニューオーダー、ハッピー・マンデーズなどファクトリー・レコード所属のアーティスト達を通じて1980年代後半に世界を席巻したマンチェスター・ミュージックシーンがどう発展して行ったかを事実を基に制作された映画。

ドキュメントではないけど、出てくる人物達は皆が気持ち悪いくらいソックリなので妙にリアルなんですよね。そしてこの映画は基本的にコメディとうたっているので結構笑えるシーンが多くて楽しくみれる。

この連載を読んでいる皆さんはエリミネイターのことを知ってる、又はご興味頂いているという方々だと思うので、そういった皆にぜひ見て欲しい映画ですね。エリミネイターのアイデンティティーの根幹にある内容なんですよ。

そしてこの連載で度々お話しているD.I.Y精神というものが何なのかというのが少しお解り頂けるかもしれない。。。 良い映画ですよ! 必見です。
(今月のこの人に注目!は今回お休みさせて頂きます)