ASICS×KIKO KOSTADINOV

日本が世界に誇るスポーツメーカーASICSと、ブルガリア出身でロンドンをベースに活躍し、世界的に注目されているデザイナーであるKIKO KOSTADINOVとのコラボレーションは、2018年春夏シーズンよりスタートしました。 ファッションレンジではなく、ASICSのパフォーマンスレンジとのコラボレートという点が過去にない特徴です。デザインやカラーリングなどインラインでは存在しない、コラボレーションアイテムならではのデザインとパフォーマンスレンジの機能性をミックスしています。カラーパレットはKIKO KOSTADINOVシグネチャーコレクションと連動する形での展開です。 ASICS×KIKO KOSTADINOVプロジェクトは2020年秋冬で終了しましたが、関係性は継続し2021年春夏からはKIKO KOSTADINOV がASICSのインラインの一部モデルをキュレーションしていきます。 Kiko Kostadinovとは Kiko Kostadinovはブルガリア出身、ロンドンをベースに活躍するデザイナーです。セントラル・セント・マーチンスBA ( 学位課程 ) にてメンズウエアデザイン、MA ( 修士課程 ) にてファッションデザインを学び、同校を2016年に卒業しました。 2016年6月、LONDON FASHION WEEK期間中、セントラル・セント・マーチンスのMA卒業ショーにおいて、自身の名を冠したコレクションを発表。New Gen Menを学生として初めて受賞したメンズウエアデザイナーとなり、ブリティッシュファッションカウンシルは卒業を機にKiko Kostadinovをサポートしました。 2017AWシーズンより、MACKINTOSHのクリエーティブディレクターに就任し、2017年1月のPARIS FASHION WEEKにてデザイナーズレンジであるMACKINTOSH 0001を発表しました。同年、Forbes誌にて「30 Under 30 Europe 2017」のアートカテゴリーとして選出されました。 ※30アンダー30は、30歳未満の起業家や各分野の若きリーダー、イノベーターらを選出するものです。 KIKO KOSTADINOVブランドの特徴は、以前から存在し、これから先も存在するであろうユニフォームのファンクションという部分に着目し、そして人が服を纏った時に生まれる空間を機能を考えながら、デザインとして成立可能なようにディテールをいかにして作り出すかを模索し、空間にデザインの可能性を見出している点です。パターンワークは研究とも言えるレベルで行い、あるシーズンにおいては15回以上も作り直したブルゾンなどもある程です。さらに、自身で行うパターンに加え、Vivienne Westwoodの初期のパターンを手掛け、パターン一筋で生き抜いてきた職人を起用する事もあり、温故知新の英国気質が感じられる点も魅力です。 これらの事は過去・現在・未来 ( PAST NOW FUTURE ) という時間軸において、自身が考える新しいユニフォームが未来の定番となっているような、タイムレスなものを作製していきたいという想いの表れでもあります。時代に迎合せずに、自身が「表現したい事・やりたい事」を利害関係を優先する事無く、ピュアに表現している人物です。 ※補足として、KIKO KOSTADINOVという名を一躍広めるきっかけの一つとなったSTUSSYとのカプセルコレクションについては下記に記載しています。 セントラル・セント・マーチンス在学中に、自身でリメイクを施したSTUSSYとのカプセルコレクションを発表しました。本カプセルコレクションは、元々2013年にNICK KNIGHTが主催するSHOWstudioから、スタイリストであるStephen Mannの元にSTUSSYのロゴを用いて何か出来ないか? という依頼が入り、それに対し当時Stephen MannのスタイリストアシスタントをしていたKiko Kostadinovがリメイクを製作。そのアイテムが、STUSSY UKのMichael Kopelmanの目に留まり、その後正式にSTUSSYからオファーを受けた事実があります。従って、STUSSYとのカプセルコレクションは二回発表しました。