BARACUTA
世界中で愛され続けているブルゾンの原点、G9を生み出した伝説のブランドです。 BARACUTA ( バラクータ ) は、1937年にジョン・ミラー ( John Miller ) とアイザック・ミラー ( Isaac Miller ) の兄弟によって、イギリスのマンチェスター郊外のオールドトラフォードにて設立されました。当時画期的だった撥水性と防風性に優れたレインウエアを作ったのが始まりです。 翌年の1938年には、バラクータのアイコンであるフレイザー・タータンが誕生しました。その後、ジョン・ミラーは英国軍のジャケットを元に、ゴルフ用のアウターウエアの開発に着手します。そして誕生したのが、全てのブルゾンの原点と言われる永遠のスタンダードモデル、G9 ( ジー・ナイン ) です。 ゴルフの豊富な運動量に対応するラグランスリーブ、表地は防風・撥水加工を施した生地を使用し、裏地にはレッドをベースにブルー×グリーンが重なったフレイザー・タータンが配されました。また、ドッグイヤーカラーと呼ばれるチンタブが一体になった襟が付属されました。 1950年代になると、G9は海を越えてアメリカに渡り、当時のアイビーリーガーにとって欠かせないアイテムとして、絶大な人気を博しました。また、1964年にアメリカで放映されたTV番組「ペイトン・プレイス」でライアン・オニール演じる「ロドニー・ハリントン」がG9を着用していたことで、「ハリントンジャケット」とも呼ばれるようになります。 そして、エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラ、グレゴリー・ペックなど、映画黄金期のハリウッドスターがこぞってG9を着用したことで大ヒットし、バラクータの人気は絶対的なものになりました。中でも俳優のスティーブ・マックィーンは、自身主演の映画「華麗なる賭け」でG9を着用したことは有名です。また、マックイーン自身がカーレースやバイクの愛好家であったことからバラクータを愛用していました。彼の素顔を写したブックにはG9を着用している写真が多数掲載されており、そのスタイルは時代を超越したファッションスタイルとして今でも語り継がれています。そして、バラクータは今日でも男のマストハブ・ブランドとして、世界中で愛されて続けています。