HOUSE OF BILLIAM
ブリティッシュスーツのスタイルや素材、技法を用いて、スーツでない服を作り上げる事。それがHouse of Billiamのフィロソフィーです。 エドワード時代のダンディズム、サヴィルローの美しいテーラー、上質な英国素材とエキセントリックなラインなど、英国紳士服の伝統的な歴史からアイディアを得て、テーラーメードの手法で作られるWEARがHouse of Billiamです。 House of Billiamはショップや個人のお客様など、様々なコラボレーションを通じて、着る人にその服の持ち主であるという思いと、その服への愛着を強く感じてもらえるような服作りを目指しています。 アイテムとしてhoodieを選んだのは、今や我々の世代にとって2ボタンのスーツにように定番アイテムとして認められているものであり、多くの人のワードローブの主役であるが故に、よりオリジナルティーのある物が求められていると感じるからです。 また、一つの値段で二つの服が楽しめる、異なる素材や異なるスタイル、異なる服の両面を強調する事で様々な着こなしやアイディアの幅を広げられる楽しみがあるように、とリバーシブル仕様にこだわり、また二つの異なるブリティッシュスタイルを並べる事で、英国カルチャーに通じる二面性も表現しました。 Designer : Thomas Bird 予定より3週間も早くノッティンガムの地に生まれました。この事は「何事にも飽きっぽい」という後の性格を物語るようです。おなかの中で待つことにも退屈してしまったのでしょう。 Northamptonに生まれ育ち、現在はロンドンに在住。ごく普通の英国中級家庭に育ちました。強いて言えば、父親が英国教会司祭という点が少しユニークに影響しているかもしれません。 私の両親はいつもクリエイティブでした。幼い頃は、母がほぼ全ての洋服を作り、両親ともに物作りを常にしているような家庭でした。その影響もあり7、8歳の頃から一緒に作って縫製を覚えました。1月のセールでは母の布生地選びのため、Libertyなどのお店を何時間も付いて回りました。お店のフロアに座り、うだるような買い物熱を感じる中、母がいつも良い素材について話していたことも、どこか今の自分に影響しているかもしれません。 14歳頃からヴィンテージ収集を始め、特にBritish madeのジャケットを古着屋で手に入れていました。 15歳くらいの時に、洋服のデザインを初めましたが、学校ではテキスタイルの勉強はできませんでした。 その頃から、ミシンをクリスマスのプレゼントリストに加えていました ( 両親はジョークだと思ったようですけど ) 。Vogue, Sleazenation, Dazedなどファッション雑誌も多く読みました。 1999年からはtrainersも集め始めたり、ファッションは常に自分の興味の中心でした。かつての彼女が彼女自身の服を自分で作っていたのも、ファッションデザインに興味を持つきっかけとなりました。 19歳の時には既に200着のツイードジャケットを所有しており、ハイテク生地/服の時代にそうではないものをあえて購入することを大切に感じていました。 2002-2005年の間は大学 ( University of York ) にて哲学を学びました。 大学を卒業すると様々な仕事につきながらも彼女の洋服は作ってあげていました。 2007年、音楽のPR業を長く続けた後、テーラリングをもっと本格的に学ぶ事になりました。Barclaycard本社オフィスで一部門のマネージメントをしながら、週2日はテーラーにて働く。初めて作ったhoodieは2006年に作成し、それを友人が欲しがり、また別の人が買いたいと言い、、、やがて2008年には本格的に活動開始、2009年には正式に”House of Billiam”を立ち上げました。 19世紀の産業革命に魅せられ、生地に興味を持ち、伝統産業、そしてBritish Edwardian ( エドワード7世時代 ) の世界観/美学に惹かれた為、第二次世界大戦前のBritish Menswearに対する知識は膨大です。知識を増やし、技術を習得していく事に情熱を傾けました。 祖父の出身であり家族の歴史があるのが美しいヨークシャー州。イングランド北部のこの土地に多大なる影響を受けていることも事実です。 最後に私は、"基本は英国に魅せられたコレクターであり、その情熱からビジネスに発展、英国メンズウェアのクオリティーそして小さなディテールにまで影響を受けています "。 なかなか自由な時間はありませんが、趣味はクリケット、Hip Hop, Antiquesも好きです。 他に何が知りたいです?? 3兄弟で、3つのミシン、膨大な量の古着があります。