RICHARD TORRY
Richard Torryは1960年イギリス南部Redhillに生まれました。 15歳の時に体験したReading Festival, Watchfield Festivalをきっかけに音楽の世界に興味を持ち始め、1976年のパンクの誕生をきっかけに自身で作った洋服を纏い、ロンドンまでライブを見に行くようになります。 1978年にはロンドンに移り、ファッションの勉強をスタートしました。その頃、自分の作品に身を包み、リージェントストリートを歩いていたところがMalcolm McLarenの目に止まり、Bow Wow Wowのオーディションに誘われます。オーディションは通過しませんでしたが、Vivienne Westwoodに会う事が出来、彼女のもとで働くきっかけとなりました。 1978年〜1981年までVivienne Westwoodのニットコレクションを手掛けた後、自らの名を冠したコレクションを10年に渡り展開していく事となります。 Richard TorryのコレクションはBoy George, David Bowieを始め多くの著名人に愛用され、世界中の有名店に並ぶこととなります。ロンドンでは “ The House of Beauty and Culture ” の一員として、John Moore, Judy Blame, Christopher Nemethらと共に活動しました。 その後、活動の舞台を音楽へと移し、音楽活動に専念する事となります。Leigh Boweryとのバンド、Mintyでは5枚のシングルと一枚のアルバムをリリース。さらに単独ツアーを成功させ、Pulpのツアーにも参加しました。 長らくファッションの世界から遠ざかっていたデザイナーによる20年ぶりのコレクションを2012年7月発表。様々な技法を駆使して編み上げられたニットは、どれも他にはない独特の雰囲気を持っています。