LAB.CKET WarmdArt®️ FATIGUE JACKET FOR Tsutomu Moriya by EL LAB.
05.12.2022


1864年創業の⽼舗繊維商社である「瀧定名古屋株式会社」が手掛けるファッションブランド "PRODUCT LAB." と "ELIMINATOR" がタッグを組みます。これまでに無い革新的高機能アウターが完成しました。

アイテム名 : " LAB.CKET WarmdArt®️ FATIGUE JACKET FOR Tsutomu Moriya by EL LAB. "
アーティスト守矢努氏がアート制作をする際の、必須道具が収納可能なジャケットを想定して製作。
瀧定名古屋が開発した、10分間でプラス10℃上昇という驚異的な蓄熱保温素材WarmdArt® ( ウォームダール ) を用いています。
SIZE : M、L、XL
PRICE : ¥99,550 ( inc. tax )

アーティスト守矢氏が実際にアイテムを着用しARTを制作。その風景を撮影致しました ( 60秒PV ) 。下記よりご覧頂けます。



1)マテリアルについて

WarmdArt® ( ウォームダール ) とは
瀧定名古屋株式会社が開発した、「最新かつ革新的な蓄熱保温素材」です。日本でいち早くGORE-TEXを使用し、高機能ウエアをリリースするD-VECブランドでも、今期22AWで採用されています。本アイテムでは表生地に使用しています。


●英語のWarm ( 暖かい ) に、フランス語のmétiers d’art ( 芸術的な手仕事 ) を合わせ、「WarmdArt® ( 暖かい芸術的な仕事 )」と命名。再生可能エネルギーである太陽光を利用した新たな蓄熱保温素材です。
●本アイテムのメインに100%ポリエステルのウォームダール撥水ストレッチ生地、脇下のマチ部分は92%ポリエステル、8%ポリウレタン混紡のウォームダールフィラメントダンボール生地を使用しています。
●近赤外線吸収効果がある特殊無機材料を生地の組織に練り込む事で、近赤外線を吸収し熱エネルギーに変換。温度上昇効果は通常品と比較した場合、プラス10℃程です。また表面コーティングなどではなく、特殊無機材料を練り込んでいる為、物性・効果の持続性があります。
●通常のポリエステルと比べて、約半分の時間で乾燥する速乾性もポイントです。


37.5®テクノロジー素材とは
光物理学博士でもあるグレゴリーハグキスト博士が発明し特許を取得。アメリカのココナ社が製造するハイテクノロジー素材です。理想的な体温を常に維持する性質を持ち、衣服内環境を快適に保ちます。ARC’TERYX VEILACEブランドでも採用されている素材です。本アイテムでは脱着式の 「背布団」 の中綿に使用しています。


●火山砂から作られた活性粒子を繊維に練り込んでいる特種なヤーンを使用しています。この活性粒子は水蒸気を引きつける、言わば乾燥剤的な役割を持っています。
●生地表面への加工ではなく繊維に活性粒子を練り込んでいる為、洗い流されたり機能劣化する事がありません。
●人体から排出される赤外線を吸収しエネルギー源とします。汗をかいていない ( 水蒸気が少ない ) 状態の際は身体は冷えている状態とみなされ、活性粒子はエネルギーを戻して身体を温めます。
●汗をかいている( 水蒸気がある ) 状態の際は身体は暖かい状態とみなされ、活性粒子がエネルギーを使用して衣類から水分を蒸発させ身体を涼めます。


2)仕様・デザインについて


前身頃にPRODUCT LAB.の特徴的なディテールであるLAB.CKET (ラボケット) を採用。LAB.CKET ( ラボケット ) とはPRODUCT LAB.のポケットという意味の造語であり、様々な物が収納可能な曲線を描くコンシールファスナー式ポケットを指します。

右の身頃のラボケットには、脱着式のX-PAC生地 ( 高強度、そして高い耐久性、防水性を備えた生地 ) のペットボトルホルダー、仕切りポケット五つ、仕切りメッシュポケット三つ、コンシールZIPポケットが二つ付いています。
左の身頃のラボケットには、仕切りメッシュポケット七つ、コンシールZIPポケットが二つ付いています。スプレー、ウエス、手袋、マスキングテープ、絵の具、ペン、ペインティングナイフ、メガネ等を収納可能なデザインです。勿論、このようなアート制作時の必須道具以外でも、使い手の環境に応じて様々な活用法が考えられます。


後身頃の内側部分 ( 裏地 ) に守矢氏のボーリングペイントアートをプリントしています。ボーリングペイントは絵の具をゆっくりと垂らすテクニックでドリッピング技法と共にジャクソン・ポロックによるものが有名です。

<アーティスト守矢氏コメント>
「本体の裏後身頃にプリントされたアートはポーリングペイントで宇宙の始まりをスパイラルで表現。ブラックホール的なカオスをイメージしています」。


さらに後身頃の内側 ( 裏 ) 背中部分に守矢氏のアートをプリントした脱着式の「背布団」を搭載。般若心経を英訳したアートをプリントしています。背布団の中綿はマテリアルの項目にて記載致しました100%ポリエステルの37.5®テクノロジー素材を採用しています。

<アーティスト守矢氏コメント>
「中綿ライニングパーツにプリントされたアートはHEART SUTRA ( 般若心経 ) 。宇宙の真理を哲学で表現したのが般若心経です。生々しいペインティングでのエモーショナルな表現方法と客観的でクールな哲学による表現方法。二つのアートが背中で重なり合うという二重構造で、どちらも同じ宇宙の真理を表現しています」。

その他の仕様
●後身頃の表の下部にハンティングポケットに似た大型ZIPポケット、右の袖に長い物を収納可能な大型ZIPポケット ( 厚手のシーチング生地を用いたレジ袋型のエコバッグ [ 縦45cm×横37cm、取っ手の長さ48cm ] が内蔵されています )、左袖にMA1のシガーポケットに似たZIPポケットがあります。左袖のワッペンは般若心経アートの一部分を抽出したものです。
●フードは収納式です。
●ネック部分のケブラー繊維のコードはマスクを引っ掛ける為のものです。

3)アーティストについて


Tsutomu Moriya ( 守矢 努 ) : 日本を代表するステンシルアーティスト
1969年生まれ。神奈川県出身。東京在住。ルーツは長野県諏訪市。
桑沢デザイン研究所卒業後、アートディレクター/デザイナーを経て、近年ではステンシルワークを中心にアーティストとして活動の幅を広げ、多方面から評価を得ています。さらに、自身のルーツの探究に端を発した、人類学・民俗学などの様々な視点を取り入れたアブストラクトアート作品を制作しています。クラフトマンシップに拘り、想いを込めて祈るように制作された作品群は、手に取る者の魂に訴えかけるものです。

2017年06月 初の個展 STARDUST 東京
2017年08月 企画展DR.DRIPPINGS CASSETTE TAPE TOWER 東京
2017年09月 巡回展STARDUST 高松
2018年02月 個展 Poetry of Anarcho 福岡
2018年04月 企画展 Welcome to Florida 東京
2018年10月 個展 Atavism/Bricolage/Chaosmos/Flux/Obscure 東京
2019年11月 個展 Something is calling 東京
2022年01月 個展 Pottery & Stencil -Seven Wonders of Pottery & Stencil- 東京

■PRODUCT LAB.とは
素材・機能性・デザイン性を追求し、ライフスタイルに利便性と快適性を提供するプロダクト開発が特徴です。1864年創業の⽼舗繊維商社である瀧定名古屋株式会社の重⾐料製品を専業に扱うディヴィジョンが手掛けるファッションブランドです。
1) 繊維専⾨商社ならではのスペシャルでハイスペックな⽣地を利用可能な点。
2) 確かな品質を誇る工場・生産背景が確立されている点。
3) 総合職として世界各国を⾶び回る際に実感した不便さの解消を目的とし追求した機能性と利便性、そしてデザイン性を実現。
これら三つを軸に、先人達が道具として開発してきたウエアデザインをリスペクトしながら現代的視点を加え、新しいデザイン性を帯びたプロダクト製作をしています。機能性と利便性を追求したデザインによって人々の「共感」を得る事、さらには次の世代にも繋げるツールとしての製品作りを目指すのが " PRODUCT LAB." の考え方です。

商品ページ
https://www.eliminator.co.jp/products/detail.php?product_id=1268