UMBRO × PETER DE POTTER × ELIMINATOR
15.02.2020

ELIMINATOR 20th ANNIVERSARY SPECIAL COLLABORATION #01
" UMBRO × PETER DE POTTER × ELIMINATOR "

2020年はELIMINATOR発足20周年という記念すべき年でありアニバーサリーイヤーに相応しい特別な商品をリリースして参ります。

20thアニバーサリーアイテム第1弾目として、1924年創業のフットボールブランド < UMBRO > 、RAF SIMONSの古くからの友人であり同ブランドのメインヴィジュアルイメージ・グラフィックデザインを長きに渡り手掛けているベルギーのアーティストである < PETER DE POTTER ( ピーター・デ・ポッター ) > 、そして発足20周年を迎える < ELIMINATOR > とのトリプルコラボレートTRACKジャケットのご紹介です。

2020年の一年を通して今後も様々なブランドとの企画を進行しておりますのでご期待ください。

■BRAND : UMBRO × PETER DE POTTER × ELIMINATOR

■ITEM : トリプルコラボレートTRACKジャケット
■PRICE : ¥23,000 ( 税抜 )
■SIZE : M , L

■RELEASE DATE : 2/15 ( SAT )


本作はUMBROが1998年以降のイングランドナショナルチーム用に開発した人体力学に則ったパネル切替えが特徴のTRACKジャケットをベースにPETER DE POTTERのアートワークを施しています。

元々のTRACKジャケットはWHITEカラーですが本企画の為だけに特別にブラックカラーにて昇華プリントを施しています。昇華プリントは繊維に直接プリントする技法となりUMBROのゲームシャツ製作などにも用いられています。よって白く見えるアートワーク部分はTRACKジャケットの地の色です。さらに右胸部分のUMBROロゴはプリントではなく厚みのあるリフレクターシートを型抜きし圧着した特別仕様です。また小文字ではなく大文字が特徴のUMBROの90’sロゴを用いている点もポイントです。

©2020 PETER DE POTTER

[ TRACKジャケットに施したPETER DE POTTERのアートワーク ]
未来に向けた教則とも言えるメッセージを理解する為に和訳を記載致します。ご参照頂けましたら幸いです。

1 INSTRUCTIONAL POEM : RISE
2 INSTRUCTIONAL POEM : BELIEVE
3 INSTRUCTIONAL POEM : PREPARE
4 INSTRUCTIONAL POEM : INSPIRE
5 INSTRUCTIONAL POEM : STRIKE
6 INSTRUCTIONAL POEM : PROVOKE
7 INSTRUCTIONAL POEM : UNITE
教育詩 1:立ち上がること
教育詩 2:信じること
教育詩 3:装備すること
教育詩 4:啓発すること
教育詩 5:打ち倒すこと
教育詩 6:扇動すること
教育詩 7:団結すること

BUT CAN YOU LIVE ONLY FOR THE SHINE OF QUARTZ & THE BEAUTY OF GOLD? 
しかし、クォーツの輝きと金の美しさのためだけに生きられるのか?
※クォーツ:石英(六角形状のきれいな自形結晶をなす鉱物)

AMETHYST NOW
BELIEVER
MERCURY NOW
BELIEVER
SELENIUM NOW
BELIEVER
ABHURITE 
BELIEVER
SULFUR NOW
BELIEVER
FLUORITE NOW
アメジスト 今
信じる者
水銀 今
信じる者
セレン 今
信じる者
アブフライト 今
信じる者
硫黄 今
信じる者
蛍石 今
※アメジスト、セレン、アブフライトなどは全て鉱物の名前です

FOR MYSTERY IS TRUTH AND THE TRUTH IS NEVER SIN – FOR TIN NEVER GOLD – FOR A ROCK IS NEVER A GLASS – FOR A WORD IS NEVER INSIGNIFICANT OR FORGETTABLE – MYSTERY IS TRUTH
神秘は真実であり、真実は決して罪でない - 決して金ではなく錫に - 決して石はガラスではないということに - 決して言葉は取るに足らなく、忘れ去られるものではないことに - 神秘は真実である

THE REBEL HEART WILL BECOME A BLESSED HEART
反抗する心は神聖なる心になる

TAKE OVER×27個
引き継げ、支配しろ、乗っ取れ

LEAVE BEHIND THE RUINS
廃墟を残して

OBLIVION FROM THE SUN – OBLIVION FROM THE SUN – OBLIVION FROM THE SUN ///TAKE OVER... TAKE OVER...THE TOWN
太陽からの忘却 - 太陽からの忘却 - 太陽からの忘却///都市の支配

THE FINAL DAY WILL NOT BE LONLEY THE FINAL DAY WILL NOT BE QUIET THE FINAL DAY WILL NOT BE WASTED
最後の日に孤独はない、最後の日に静粛はない、最後の日は無駄にはならない

THROW AWAY YOUR ARMOR
THROW AWAY YOUR SATCHELS
己の鎧を投げ捨てよ
己の鞄を投げ捨てよ
※ここにおける鞄は革鞄やランドセルのようなもの

PURIFIELD WE ARE HOLDING NOTHING BUT OUR SPIRIT BETWEEN OUR HANDS AND OUR GLORIOUS HEADS – LOOK UP! LOOK UP! IT’S THAT VERY DREAM COMING INTO BEING AS IF YESTERDAY NEVER TOOK A BREATH IT’S THAT VERY DREAM COMING TRUE RIGHT BEFORE OUR GLOWING EYES
浄化された我々が持ちあわせているのは、精神だけを掲げるという宣誓と壮麗なる主題だけ。見上げよ!我々の鮮やかな視座の先に、あの望みが形を成そうとしている。

PETER DE POTTER氏とは元々ARTを通してELIMINATORは交流を持っており実際に代官山のSHOPにもPETER DE POTTER氏のARTを常設しております。

本プロジェクトはELIMINATOR発足20周年という記念すべき年に特別な商品をリリースしたいと考え企画。PETER DE POTTER氏が手掛けるARTが放つメッセージ性を多くの方にお届けしたい、さらにELIMINATORが2000年の発足当初から継続的にコラボレートしているUMBROブラントとのトリプルコラボレートが実現すれば非常に整合性のとれた理にかなったプロジェクトになると考えました。

その理由と致しましてはPETER DE POTTER氏はアーティストですがUKのカルチャーにも精通しており、そのひとつがフットボールカルチャーだからです。

ELIMINATORがUMBROとの協業でこれまでコラボレートしてきた商品群は単なる名前だけのコラボレートではなく、様々なUKカルチャーをインスパイア源とし、またカルチャーを実際に生み出してきた先人達の何者にも屈しない強靭な精神性を形として表す為のものでもあります。
即ち、UMBROもPETER DE POTTER氏も共にフットボールカルチャーという共通項があり更にメッセージ性も帯びている点で理に適っています。


今回のプロジェクトはこれまでにない 「 ART + SPORT + MESSAGE 」 を兼ね備えるコラボレートアイテムに昇華していると自負しております。PETER DE POTTER氏が生み出したアートワークは、真理とは何かを考えさせられるような、未来に向けた教則とも言えるメッセージです。一つ一つのメッセージを噛み締めながら個々それぞれがこれから始まる宇宙時代において生命体として生きる意味を考えるきっかけになれたらとの想いを込めています。

[ PETER DE POTTER氏の作品群の一部 ]
氏の作品のほんの一部でありPETER DE POTTER氏のオフィシャルサイトにて氏の作品をご覧いただけます。

下記は、RAF SIMONSブランドにおいてのPETER DE POTTER氏のARTワークの一部です。

ABOUT PETER DE POTER ( ピーター・デ・ポッター )

1970年ベルギー生まれ。アントワープのRoyal Academy of Fine Arts卒業。現在、ベルギーを拠点に活動中。2001年から2010年までラフ・シモンズとのコラボレーションワークに参加。本コラボレートにおいてピーター・デ・ポッターは相談役、コンセプトメイキングのアシスト、さらにイメージとワードを含めたアートワークを担当。

2003年、ラフ・シモンズと、アートキュレーターのフランチェスコ・ボナミが開催した 「 THE FOURTH SEX 」 展のカタログ製作に参加

2005年、ラフ・シモンズのアートブック 「 Redux 」 や同年ピッティ・ウオモで行われた 「 Repeat 」 というインスタレーションのデザイン、アートディレクションを担当。2011年、ベルリンにて開催のメルセデス・ベンツプレゼンツ 「 Transmission1 - Avant / Garde Diaries 」 でPETER DE POTTERがシリーズ化しリリースしている 「 Image Machine 」 の中から自身のセレクションにて作品を公開。これは過去15 年に渡ってプロデュースしてきた写真、タイポグラフィー、コラージュ、アプロプリエーションからセレクションしたもの


2014年、UKのレジェンドアーティストであるジェイミー・リードの作品を再解釈するためにフレッド・ペリーに招かれ一連のアートフィルムを製作


2016年、カニエ・ウエストの
アルバム「 The Life of Pablo 」のアートワークを手掛ける

PETER DE POTTERはアートワールドの中に自分自身を存在させるための活動を精力的に行っています。PETER DE POTTERはトラディショナルな芸術作品の発表方法に則ることなく、自身の選りすぐりのアート作品をインターネットを通じて公開しています。

氏曰く、「 Dazed & Confused, i-D Magazine, Interview Magazine, Dust Magazine, Arena Homme +, Showstudio, Sang Bleu, The Advocate, Doingbird, Atmosphere Japan, Kaltblut, Husk, The Imagist など多くの雑誌に取り上げられたが、もしもこれ以上紙媒体の掲載が無くとも数え切れない程のブロガーやTumblerユーザーそれぞれがアップした大切にしている画像と私の作品 ( イメージ ) がバーチャルな世界を通じて繋がっていくことが、現在私の行っている作品発表方法では可能である。すなわち、私達皆がポップカルチャーの真っ只中にいるということです 」。PETER DE POTTER の作品は抽象芸術やパンク精神、ポップの精神、様々な世代の精神、抗議運動の精神などからインスパイアされています。表現の自由なるものをファッションを通じてご紹介したいと考えるELIMINATOR としては支持しないわけにはいかない、との思いでコラボレーションアートワークを依頼致しました。

下記はRAF SIMONSのART BOOK ” REDUX ” に書かれたPETER DE POTTERの言葉の抜粋です。

序文

ピーター・デ・ポッター
ラフと私


私達はニッキー兄弟関係です。他の人達にはマニック・ストリート・プリーチャーズのニッキーワイヤーのファンクラブのメンバー二人による集まりにしか見えないと思いますね。しかし私達にとってニッキーはさらなる深い意味を持つものです。知らない人には関係ないかもしれないが、マニックスの全ての歴史と彼らが生み出したものへの完全なる理解は私をニッキーのようなスタンスでの確信、情熱、プライド、反抗、そしてラッキーな出来事、又はアンラッキーな出来事への考察へと繋がっています。ニッキーの人生は我々の指針、そして情熱です。そしてこの情熱はラフの頭と心に常に宿っているものです。彼は常に信じているはずです。例えば誰かが彼のオフィスで共に働く際、又はコラボレートなどでのスタート時に彼はこのことが理解出来るよう皆に話します。相手のバックグランウドに関わらずです。そのようにして種火を燃え盛る炎へと変えていくのです。そして情熱は彼の仕事の道標です。私がこの本で知って欲しかった1つのものがあるならばこれです。共において欲しい、そして決して色褪せることなきもの!スクールボーイ、ロボット、ゴスドロップアウト、プロテスター、ネイチャーキッズ、これらは只のシンボル、指標でしかない。これを本当に伝えてきたものはピュアなエモーションです。1つの自然かつ大きな変革において、ファッションコメンテーター達が彼らがシーズンごとに買ったもので総括をする前に、ラフはそれを証明しました。ファッションは総括的に大切な何かを声にして言うことが出来ると思います。それは、社会、個性と自由。噂話、疑惑、ためらい、叫び、歓喜?ラフの声は常にリアルです。そして世界がこれを受け止めていることに感謝します。1991年ニッキーワイヤーは私の人生を変えました。それは5年前の「Motown Junk」という曲にニッキーとリッチーが詩を書いたときです。ラフも同じくラディカルかつポジティブに私の進むべき道を彼の世界へ心を込めて迎え入れてくれました。これがなければ私は未だに自身の変な書き散らしを隠しそれをベッドの下で切り貼りしていたでしょうね。もしこの本のカバーと背表紙にレターとワードをさらに付け加えるとするならば、これはワイヤーによるマニックスの歌詞であるが、「これには実態は無い、しかしこの際に感じる全ての感覚はまるで夢のようだ」というのが相応しい。なぜならコレこそがラフシモンズのこの十年間の全てを表しているからだ。
ラフ:ニッキーそして兄弟分。

< UMBROをセレクトする意味 >


英国の精神をコンセプトの一つとする私達は、ロンドンのクールなUKイメージ、東京のカッティングエッジなスタイリングアイディア、そして、マンチェスターの無骨で硬派な男らしさを融合させることで生まれるELIMINATORスタイルの確立を常に追求しています。

2000年のELIMINATOR発足当時、モッズ、スキンヘッズやパンクスなどから連想されるステレオタイプなUKイメージはない、新たなUKの形として 「スポーツブランドをファッションとして成立させているUKストリートスタイル」 を紹介する事を目的の一つとしていました。

また、そのスポーツがUKの国技とも言えるフットボールが大きなキーになっている事実、その代名詞であるUMBROをチョイスする事は、セレクトショップとしての発想の自由度を表明出来る大きなきっかけでもありポイントある、と考えていたのです。

さらに、「UMBROを生んだマンチェスターはフットボールのみならず、ミュージックシーンにおいても後世に残るカルチャーを生み出したロックの聖地でもあり、憧れの場所でもある。ブランドという単位ではなく、マンチェスターの精神性的なものを、ここ東京に持ってくる」。 という考えでオープン当初から取り扱いをスタートし、その後、UMBRO ROCK TEEやMANCHESTER ROCK CITY JACKETなど、ミュージックカルチャーをフィーチャーした企画にて幾度となくコラボレーションしています。UMBROは、フットボールブランドにも関わらず、過去にはKIM JONESやAITOR THROUPなどのデザイナーやPETER SAVILLEといったグラフィックデザイナーなど、感性の高いクリエーター達とのコラボレーションを実行してきた存在です。