SOFU TESHIGAHARA DETACHABLE SLEEVE BOMBER JACKET PINK

2024 Spring and Summer Collection

  110,000 yen (Tax in)

SOLD OUT

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ALMOSTBLACKのSS24コレクションから新入荷しましたボンバージャケットのご紹介です。2シーズンに渡ってデザイナー中嶋氏のアンテナに掛かった日本人作家にフォーカスし、アートとファッションとの融合を具現化したアイテムを展開している同ブランド。SS24はAW23に引き続き、いけばな草月流の創始者である勅使河原蒼風氏とのコラボレーションとなります。参考までに同氏は、数々の斬新な表現を生み出した事から「花のピカソ」の異名を持つ人物です。樹塊を用いた巨大な作品や、敢えて花を用いない作品、そしてコラージュ絵画などの多くの作品を、自由で多彩な手法を用いて作り出してきた事で、いけばなに留まらない総合芸術家であった事が窺い知れます。それらの作品にインスピレーションを得たデザイナー中嶋氏は、単純に作品を視覚的に服に施すのではなく、勅使河原氏の作品作りに対する思想をファッションデザインのプロセスに重ね合わせ、ミリタリーやパンクといった世界観といけばなのエレガントさを相反するものとして衣服に共存させています。本アイテムは洗いざらしたようなシワ感のあるナイロン100%の生地を用いて製作しており、バラを使って染色されています。高密度で織られたナイロン地なので、ペラペラとした印象の生地ではなく、しっかりとしたミリタリーウエアらしい素材感が特徴です。デザインはMA-1 JACKETをベースとし、袖巾を極端に大きく丸いシルエットとした点は、ご着用いただいた際に非常に個性的に映ります。尚、袖は袖ぐりのファスナーで脱着可能となり、ノースリーブベストとしてお楽しみいただく事も可能。また後身頃には勅使河原氏の作品である「やおよろず」を大胆にフィーチャー。この作品は1972年に石本康博氏によって撮影されたものです。そして前身頃左胸部分にも「やおよろず」の作品で製作されたスカルプチャーを刺繍で表現。ALMOSTBLACKが得意とするミリタリーとアートを融合した男らしい佇まいのジャケットとして完成させていますね。簡単にはコラボできない作家とのコレクション製作は、ALMOSTBLACKにしかできない独自の個性として確立しつつあります。草月会館イサムノグチ石庭 “ 天国 “ にて初のランウェイショーも行い、ALMOSTBLACKの実力は一目置くべき日本の若手デザイナーと言えるのではないでしょうか。

ALMOSTBLACK公式通販 オールモストブラック正規取扱店


マネキン着用サイズ : 2

マネキンサイズ

身長182cm、バスト90cm、ウエスト76cm、ヒップ88cm、肩巾53cm、袖丈63cm、頭回り59cm


RAF SIMONS STUDIOで経験を積んだ中嶋峻太氏が手掛けるメンズブランドALMOSTBLACK ( オールモストブラック ) のSS24コレクションのご紹介です。


SS24シーズンはAW23に引き続き、いけばな草月流の創始者であり日本のいけばなを世界に発信した第一人者の「勅使河原 蒼風」( 1900-1979 ) 氏とのコラボレーションアイテムを展開しています。

勅使河原 蒼風氏は、いけばなにおいて斬新な手法を多く提供し、フランスのフィガロ誌、米タイム誌等が「花のピカソ」と賞賛した人物です。


勅使河原 蒼風氏は華道家・勅使河原和風の長男として生を受けます。クラシックな「いけばな」というフィールドにおいて才能を発揮し注目されましたが、内容よりも形式を重んじるそれまでの「いけばな」に疑問を持ち、父である勅使河原和風と決裂して1927年東京にて草月流を創流。しかし、無名の流派には入門者が集まりませんでした。それでもこのような厳しい状況を逆手に取り、D.I.Y.ともいうべき精神で、「器」を錆びた鉄釜などで代用し独創的な「いけばな」を提案。戦後、空前のいけばなブームを巻き起こしました。


草月流家元でありながら、花をいけない・花を用いない、といった新しいいけばなの手法を取り、さらに活動は彫刻、絵画、書、舞台美術まで多岐に渡った芸術家です。画家・サルバドール・ダリの自宅に流木のオブジェを制作した事もあります。


実際、「若しこの世の中に、植物が一つもなかったとしたらどうだろう。どっちを見ても花はない。そういうとき私たちは、一体何をいけるだろう。私は、そこに石があったら石、若しくは土があったら、土をいけるだろう」。というような言葉も残しています。


以下SS24ブランドオフィシャルリリースより抜粋

蒼風は「花が美しいからといって、いけばなのどれもが美しいとは限らない」 という言葉も残している。これはALMOSTBLACKが継続してきたアーティストとの取り組みにおいて遵守されてきた戒めの言葉である。コラボレートするアーティストの作品がいくら美しいからといって、そのコラボレーションが美 しいとは限らない。このことは、これまでのコレクションにも通底している意識だった。いかに説得性と正当性をもったコラボレーションなのか。この問いに、 中嶋はクリエイションで応えてきた。花の美しさに頼るのではなく、異素材との組み合わせによる荒々しさと独創性をもって花の美しさに挑む蒼風の姿勢を、ALMOSTBLACKは現代に受け継いでいるのである。


このようなリリーステキストから分かるようにALMOSTBLACKブランドはアートコラボレーションに対して他ブランドと異なる表現をします。

一般的にはアーティストやクリエーターの作品のみを服上にプリントする、刺繍する、etc。つまり、あくまで服の上に視覚的な作品のみを取り付ける方法論をとります。ALMOSTBLACKは視覚的なプリントも用いますが、一人のアーティストを深く掘り下げ、アーティストの考え方やメッセージ、そして作品が持つ特徴や方向性、そして世界観。つまりは視覚化出来ない部分を、服上でデザインやディテール、カラーパレットなどで表現しようとしている事が、世の中に溢れている一般的なコラボレーションとの差です。ARTとFASHIONの本当の意味での融合を目指しています。


●本アイテムは100%ナイロンの生地を用い製作されています。バラで染色されています。

●ALMOSTBLACKらしくミリタリーがインスパイア源となっています。MA-1 JACKETをオーバーサイズにデフォルメしています。スリーブはZIPで脱着可能であり、ノースリーブ、ベストとしても着用可能です。ライニングは100%ポリエステル生地です。

●前身頃の左胸に勅使河原 蒼風氏の作品「やおよろず」をレーヨン糸で刺繍しています。

●後身頃に勅使河原 蒼風氏の作品「やおよろず」を撮影した写真がプリントされたパッチを叩きつけています。写真は1972年に石本康博氏が撮影。石本康博氏はアメリカ生まれ、シカゴのインスティチュート・オブ・デザインにてモダンデザインを学んだ人物。バウハウスの流れを汲む写真家として、戦後の日本の芸術界に大きなインパクトを与えたアーティストです。

●前身頃のウエスト部分両サイドにフラップ付きポケット ( 縦 : 約21〜33cm×横 : 約20cm ) が付いています。


20231222

FABRIC : Nylon100%
COLOR : Pink
COUNTRY OF ORIGIN : Japan

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