T.T TAIGA TAKAHASHI×ELIMINATOR公式通販 ティーティー タイガ タカハシ×エリミネイター正規取扱店
マネキン着用サイズ : ONE SIZE
マネキンサイズ
身長182cm、バスト90cm、ウエスト76cm、ヒップ88cm、肩巾53cm、袖丈63cm、頭回り59cm
" T.T × ELIMINATOR "
【 LEATHER NEWSBOY BAG SPECIAL VERSION 】
ELIMINATOR 25TH ANNIVERSARY PRODUCT
LIMITED EDITION
ELIMINATOR創設25周年企画として、T.T ( Ex.Taiga Takahashi ) との初コラボレーションアイテムをリリース。
発売の度に即完を繰り返すT.TのLOT.018レザーニュースボーイバッグSmallをベースにELIMINATORのみの仕様を5箇所プラスしアップデート。現代の日常生活によりフィットする逸品として完成致しました。継続リリースの予定は無く、今回一度限りの生産で限定数にて製作です。
ELIMINATOR25周年特別仕様について
1 ) インラインではオープンであったバッグ開口口をジップアップ仕様としセキュリティー面をプラス
2 ) バッグ外側に大型パッチポケットを追加
3 ) バッグ内側の片サイドにペットボトルやマグボトルを収める独立型ポケットを追加
4 ) バッグ内側にZIP仕様のポケットを追加
5 ) コラボレートの証としてバッグ内側T.Tネームパッチの真下に「#4481」と印字
#4481とは・・・UKと日本のカルチャーを繋ぎたいという想いを数字化したものとして2000年SHOP発足時に考案。英国の国番号44と日本の国番号81を足した数字です。
LEATHER NEWSBOY BAGについて
●本アイテムはポーランド製の原革をイタリアでベジタブルタンニングした馬革を用い製作されています。
●元々は同ブランドの京都の旗艦店である総合芸術空間『T.T』の二周年を記念して2023年12月に数量限定で発売され即完したアイテムです。
●オーストリア・ウィーン発のバッグブランドSAGAN Vienna ( サガン・ヴィエンナ ) の生産背景を用い製作されています。SAGAN Viennaは髙橋大雅氏が生前に交流を深めていた大前太郎氏とTanja Bradaric氏が2016年に設立したブランドです。コンセプトは「Familiar done differently」 ( よく知られたものを違う見せ方で ) です。最高級の素材を使用し、熟練した職人技と洗練されたデザインに拘りハンドバッグや革小物を展開しています。2022年には総合芸術空間『T.T』にて共同エキシビジョンを開催しました。
●髙橋大雅氏がカリフォルニアで発見した、1930年代のニュースボーイバッグ ( 新聞配達の子供達が使用していたバッグ ) をインスパイア源にしています。
●肩への負担を軽減する幅広のショルダーストラップや広いマチ、リベット留めによるディティールや縫製などの仕様は当時を忠実に再現しつつも、ショルダーストラップの長さを短く調整しボディーバッグの様にアップデートしています。
●ショルダーストラップのステッチは敢えてランダムな間隔で施しヴィンテージの無骨な作りを表現しています。
●バッグ内側には仕切り二つのパッチポケットが施されています。
●鉄素材の付属品はサビ加工を施しています。
■デザイナー髙橋大雅 ( タカハシ・タイガ ) とは
1995年兵庫県神戸市生まれ。2010年に15歳の若さで単身渡英。2013年にロンドン国際芸術学校を卒業後、同年セントラル・セント・マーチンズのBAウィメンズウエア学科に進学。在学中にアントワープやロンドンのブランドで経験を積み、2017年に同校卒業後、自身の名を冠したブランド “ タイガ タカハシ “ をニューヨークで立ち上げました。当初はレディースでスタートし、パリファッションウィークにて四シーズンにわたりコレクションを発表。2021年秋冬シーズンにメンズを始動。同年、日本に本格上陸。2021年12月4日に京都祇園に総合芸術空間 “ T.T “ をオープン。2022年4月9日致死性不整脈で急逝。AW23シーズンよりブランド名を “ T.T “ へと変更。髙橋大雅の遺志は生前彼を支えてきたチームの想いに変わり、今もそしてこれから先も脈々と受け継がれていきます。
※ブランド発足をニューヨークにした理由
髙橋大雅の将来的ビジョンの中には服だけでなく現代芸術があった為、アーティストやギャラリーが多数存在する現代美術の街に身を置く必然性を感じた為です。
■総合芸術空間T.Tとは
総合芸術空間T.Tは2021年12月4日オープン。日本の美を再解釈した衣服・建築・茶室・彫刻など髙橋の芸術作品からなり、自身の哲学や美学を伝える場となっています。総合芸術空間T.Tは花見小路の裏通りに位置し総面積は約50平方メートル。2フロア構成で1階ではコレクションやアート作品を展示販売し、2階には予約制の茶室「祇園茶寮然美」を開設。建物自体は大正初期の1904年頃に建てられた町屋に古材 ( 日本各地から出た神社の廃材 ) を持ち込んで作り直し総改築したもの。屋根を支える大黒柱を移動させるなど、一切の妥協なく髙橋大雅の思い描く「総合芸術空間」を作り上げています。
1階入り口には、髙橋大雅がイサム・ノグチ日本財団理事長で石彫家の故・和泉正敏と共に玄武岩で制作した彫刻作品「無限門」を展示。茶室に入る前に心身を清める為、石や岩などをくりぬいた手水鉢「つくばい」をイメージしています。入口左手奥にはウエアコレクションが並ぶブティックを開設。また同スペースには、目に見えない時間の概念を考古学の観点から彫刻により視覚化した作品「無限円」を配置。ブティックスペース奥には、枯山水をイメージした庭園を設置。枯山水と同じように、中と外の境界を曖昧にするため床を外まで延長した設計にしています。庭園横には茶室をイメージしたフィッティングルームが設けられています。1階最深部には壁一面が白で塗られたギャラリースペースを開設。オープン時には終わりがないものを表現したという高橋による彫刻作品「無限塔」を展示。石の階段を上がった先にある2階フロアでは「茶の湯」の世界を高橋の総合芸術の一部として表現した予約制の茶室「然美(さび)」を展開。
以下、生前の髙橋大雅のインタビューより。
「ここではセレクトショップのようなことをするつもりはないですし、他のブランドを扱うとか、古着を売るつもりもありません。唯一、自分で集めた古美術品を置くことはあるかもしれません。自分のフィルターが通ったものしか置きたくないんです。服のデザインに関しても自分がゼロから生み出すことに興味はなく、いままで数千着収集した70年から100年以上前の衣服を考古学の観点で研究し、コレクションを発表しています。そんな中で衣服は記憶を辿る装置だと結論づけました。社会情勢によって人々の装いは激しく左右されますが、衣服がタイムカプセルのように時間に耐えて生き残ることで、過去の記憶を追体験し、失われつつある文化や伝統を閉じ込めることができると考えています」。
■ファッションブランドT.T とは
T.Tはニューヨークと京都に拠点を置くブランドです。ブランドコンセプトは「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」です。デザイナー髙橋大雅自身が十代から蒐集した衣服は数千着以上であり、そのほとんどが1920〜50年代のアメリカンヴィンテージです。物づくりの本当の価値は、歴史の中にすでに存在しているのではないか。そんな思いを抱き、100年以上時間をサバイブした衣服の布地や縫製、ディテールなどを考古学の観点から研究し、新たな再解釈を加えて現代に蘇らせます。衣服を化石やタイムカプセルに見立て、失われつつある、織り、染め、縫製など日本古来の伝統技術や天然素材を使い、100年後の未来にまで残る「時代を超越した衣服作り」を目指しています。T.Tの物づくりにも生かされている日本が誇る職人の技。1000年以上続く自然染色の手わざや現存する数少ない旧式力織機など日本の伝統技術を用い、その技を受け継ぐ職人たちとの対話を重ねて、物づくりを追求しています。
■ヴィンテージ復刻ブランドとの決定的違いについて
「100年前の服が自分の手元にあるのは、その服が100年間生き残ったという証拠です。そして、この服がどうやってつくられているかを理解すれば、自分がつくる服も100年後に残るのではないだろうか。時間をサバイブするような服をつくりたいのです」。と髙橋大雅が語っているように、” 時間軸を意識したデザインがしたい ”という、コンセプチュアルな考え方が他にはない思想です。
こういった考えに至るきっかけとして、海外ではファッションが芸術のカテゴリで見られているという事実を知った事でした。「着用するもの」という領域を超えて、服の成り立ちや歴史、社会との連動性といった視点など、芸術という文脈で捉えられている点に対し、最初のコンセプトをどう作るかという部分の重要性を感じたようです。
長い海外生活の中で自然と日本の感性、日本人としてのアイデンティティー ( 双方の良い点 ) に改めて気付かされた髙橋大雅。自身が好んでいた100年以上の時を経ても尚現存し時間を経過した故の美しさのあるヴィンテージウエアが、日本の美意識の一つ「侘び寂び」と自身の中でリンクしていきます。
さらに単なるヴィンテージウエアの再現では現代の日常にはそぐわない点もあります。昔はこのディテールが時代的に重宝されたけれども、現代生活では必要性が少ない、不要。といった風に。髙橋大雅は物の本質的な部分は残しつつ、自分が着たい、皆がデイリーに着る事の出来る服を製作しています。コンセプトとプロダクト、両方の視点を兼ね備えたものづくりです。
T.Tのプロダクトは、100年以上前の先人たちの衣服製作に対しての苦悩やひらめき、根拠。そこに髙橋大雅のエッセンスと日本の伝統技術を加えて衣服に閉じ込められています。
20250602
FABRIC : Horse Leather100%
COLOR : Black
COUNTRY OF ORIGIN : Spain