TIGRAN AVETISYAN NEW COLLECTION
01.08.2020

知的なアンチ精神をベースに時代が変わっても不変的メッセージをウエアを通して伝えるロシアンブランド " TIGRAN AVETISYAN " ( ティグラン アヴェティスヤン ) のNEW COLLECTIONのご紹介です。

今期はグラフィックがポイントであり、アンチな精神を掲げるTIGRANが夢で見た世界を可視化したものとなっております。様々なヴィジュアル要素や言葉がレイヤーされ、まるでアートを読み解くようにメッセージが込められています。

個々の解釈は自由であって良いとTIGRAN本人は言っておりましたが、TIGRAN AVETISYANという人物がどういった人物でどういった思考なのか、また未来に対してのメッセージは何なのか、、、それらを少しでもご理解頂く為にELIMINATORとしての独自解釈を参考までに記載させて頂きます。

それではどうぞ、ご覧ください。

" STOP DREAMING "
" WE RIP WHAT THEY SEW. "

大きな鎌を持った修道士と羊のイラストが目を惹くグラフィックですね。修道士=(聖職者)、子羊=(神)共に良いイメージの例えとしてよく用いられますが、大きなポイントは大きな鎌を持って狩ろうとしているという点ですよね。外見は正義を掲げる姿をしながらもその立場を利用して横暴な振る舞いをしているようにも見えます。" We Rip What They Sew " ( 彼らが縫ったものを私たちは裂いている )。直訳だと意味が分かりにくいのでもう少し解釈を広げてみたいと思います。" We Rip What They Sew " = 先人たちが築き上げてきた平和な世界を私たちは壊している。少しは理解しやすくなったのではないでしょうか。まだ戦争 ( 古代の戦争も含む ) が無かった頃の地球は国家という単位はなく、ヒエラルキーが存在しない皆平等で幸せに暮らしていた時代があったそうです。煩悩を抑制する事が出来なくなってしまった現代においてはそもそも地球人が持っていた素晴らしい価値観を自ら壊して現在の世を形成しています。民衆を代表して先頭に立ち活動する政治家、庶民の精神的な支えを神に委ねる宗教家など、皆が正しいと思っている人物 ( 外見は正義を掲げる姿をしている ) は果たして本当に正しいことをしているのでしょうか。TIGRAN が言うところの " Stop Dreaming " は、コントロールされた環境下で夢を追い求めることは既成の価値観を疑う事なく無意識に肯定する事になりかねないから危険な事でもあるのだよ。きちんと正しい現実を判断しようというメッセージなのかもしれません。

" THE END OF HISTORY " with CAPITOL

まずは、" THE END OF HISTORY "ですがこのワードに関してはTIGRANが7~8ヶ月以上も前の2019年にコレクションを作成しているので決して現在の世界情勢を表したものではない点はどうかご理解ください。コレクションには、赤い月とピラミッドからなるグラフィックにて同タイトルの " THE END OF HISTORY " もございますが、本グラフィックはまた異なる意味でのTHE END OF HISTORYを示しているように感じてなりません。デザイナーのTIGRANが言うようにグラフィックに対する解釈は人それぞれ自由であってよいと思うのですが、しかしながらこの場で本グラフィックを分析した内容を明記する事は国際政治に触れる事にもなり、世間の誤解を招く恐れもありますので、今回は詳細なコメントを敢えて控えさせて頂こうと思います。ほんの少しだけ述べるとするならば、、、何処かで見たような建造物、、、そしてその前に掲げられた " THE END OF HISTORY " 。一体何を意味し、何に気付かせようとしているのでしょうか?誰かに作られた世界がすでに生まれた時には目の前にあり、その中で僕等は生きています。そこで当たり前のように教えられてきたイデオロギーは果たして正しいものなのでしょうか。それに気付く事ができればこれから迎える新たな未来ニューノーマルを新たに築けるきっかけになるような気がしています。是非このワードの裏側に隠されているメッセージを皆さんも想像してみてくださいね。

" SIGMUND FREUD "
" Being and time determine each other reciprocally, but in such a manner that neither can the former - Being - be addressed as something temporal nor can the latter - time - be addressed as a being. ”

まず物理学者アインシュタインが目に跳びこんでくると思います。次に、" SIGMUND FREUD " ですがオーストリアの精神科医・心理学者であるジークムント・フロイトを指しています。フロイトに関しては僕たちも勉強中なのではっきりご説明出来ずに申し訳ないのですが、普段表面上に出ている「心=意識」はほんの僅かであり隠れている無意識という意識に関して説いているようです。次に、” Being and time determine each other reciprocally, but in such a manner that neither can the former - Being - be addressed as something temporal nor can the latter - time - be addressed as a being. ” ( 存在と時間は互いにその意味を定義する。その方法においては、前者である存在というものは時間的なものとしてあるわけでもなく、後者の時間というものは存在としてあるわけでもない )。これはドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーの言葉です。フロイト以上に難解でさらに言い回しを難しく言う事で有名な方らしいのでフロイト同様に勉強中です。お詳しい方は是非ともお教え頂きたいですね。TIGRAN的にはこのアートワークに対して、「 知識と意味の探索に関するものです。私が使用したグラフィックと人物は、私たちの人間性を探求する3つの異なる方法を表しています 」。とヒントを語ってくれています。つまり人としての在り方を追い求めるもしくは再確認する際には様々な角度からの知識が必要であるという比喩として物理学・心理学・哲学を介して表現する手法であり、それぞれの分野での代表格的人物を引用したのではないかと思われます。しかしながらここまでのメッセージですと平凡でどこにでもありそうなものですがここで終わらないのがTIGRANです。あえて人物、名前、言葉の全てが異なっていて混沌としたアートワークにしたのは、膨大な知識も私たちを迷わせる可能性がある事を示唆している。という裏メッセージも含んでいるのではないかと推測しています。つまりは知識だけ鵜呑みにしても不十分だということですよね。その人自身のオリジナルの考え、すなわちアイデンティティを見出す事は重要であり、それがAI的ではないTIGRANの言う「人間性を探求する」という事なのではないでしょうか。最後に遊泳する宇宙飛行士のグラフィックもポイントだと思います。これは宇宙空間を遊泳していて宇宙的視点=広い視野の必要性を謳うものだと思っていましたが、TIGRANは「 宇宙服に閉じ込められた宇宙飛行士であり現在進行形の孤独を表している 」と語っています。目から鱗でした。宇宙服に閉じ込めらているという表現は中々出ない発想ですよね。人間の活動フィールドはこれまでの地球からどんどん広がり宇宙空間にまで到達しています。さらにAIの開発は日進月歩で未来に向けたイノベーションを加速させています。このように拡大していっている事に対して反対に縮小している事は何でしょうか。そうです、前途した「人間性=オリジナル」という部分ではないでしょうか。利便性や効率性の追求は扱い方によっては確かに未来を明るくする要素の一つではあると思います。しかしながらデータの多数決を正解とするAIにより画一化された価値を押しつけられるとも言えますね。本来あるべき人間性の欠落の状態=現在進行形で孤独に向かっているという事を宇宙空間でひとりぼっちの宇宙飛行士に例えているのだとしたならば、、、ここで言う孤独は勿論個人単位もありますが国など大きな単位までもが含まれると思います。これからの社会は私たちが求めている以上にこれまでにないスピードで膨大な情報、新たな価値観が産み出され社会標準としてそれらが『用意』され続けられるでしょう。ただし用意されるだけであって、特定の誰かのものになる訳ではありません。ふとした際に自分で出した考えや答えが一つもないと気付いてしまうかもしれません。このようなカオス状態 ( 少し言い方を変えれば用意されすぎたレールの上 ) を何の疑問も持たず自分なりの考え無しに単に歩くだけではなく、自分なりにしっかりと考え対峙する事、またそのスタンスで居続ける事でオリジナルの考えが育まれるでしょうといったメッセージなのではないかと分析しています。

" Speed has never killed anyone. Suddenly becoming stationary, that's what gets you. "

グラフィックにあるジョブズやガンジーは、現代人であれば誰もが知っている象徴的な人物ですが、“ Speed has never killed anyone. Suddenly becoming stationary, that's what gets you. ” ( スピードが人を殺す訳ではない。突如として止まって動かなくなり人がそれにぶつかるだけである ) と聞いても、誰の言葉なのかピンときませんよね。この言葉はイギリスの「 Top Gear 」というTV番組で司会を務めたJeremy Clarksonという方の言葉です。この倫理観から外れた主客転倒的解釈とも言える言葉はジョブズやガンジーとどういった関連性があるのでしょうか。現代社会の新しい様式を作ったAppleの創設者ジョブズは異常なまでに仕事のスピードに拘り、何かをやりたいと思うと数ヶ月あるいは数年という単位ではなく数日あるいは数週間のスパンでしか考えなかった。と言われる程だったようです。質を向上する為には全てを投げ打ってでも夢中になる事、そしてその為には仕事量を増やす事が必要であると考えていたようです。それに対しインド独立の父ガンジーは、" There is more to life than increasing its speed ” ( 速度を上げるばかりが人生ではない ) と語っています。東洋と西洋において人々が礼賛する人物の価値観の相違とその葛藤をスピードに関する認識の違いの例を通して対比を表しているように思えます。例えば速度感覚や時間感覚は全ての人によって平等で絶対的なものではなく、人によって時間の流れ方が異なる、というアインシュタインの相対性理論にも繋がってくると思います。グラフィックに散りばめられた要素を繋げていくと、このアートワークは「 物の視点軸を変えると一つに思われていた事柄の見え方が変わって違う意味を成す。真理は一つだが様々な考えがあって然る可き。しかしながらこの主客転倒は都合良く解釈されてしまっている事もあるから注意するべき 」というメッセージであると分析しています。

" GREAT STEAL "
" Salvador Dali "

不気味な色の空に佇む洋館と寺を背景に「 GREAT STEAL=偉大な盗み 」と書かれた黄色い帯の向こう側からピカソがこちらを見ています。その手前には銀行強盗がコソコソとパトカーから逃げている様子が描かれています。Salvador Daliはスペインの画家サルバドール・ダリを指しています。ダリとピカソはそれぞれ時代を代表する芸術家としてアイコニックな存在ですが両者共に他人のアイディアを盗んでいた事でも知られています。1910年代を代表するキュビズムの創始者ピカソ、それに続く20-30年代のシュルレアリスムを代表するダリは自身の作品において、Appropriation「 流用・盗作 」という手法を多用し作品を制作していました。アプロプリエーションとは引用元のオリジナルのイメージや物体をそのまま用いそこに少し変化を加え新たな作品に仕上げることです。他人のアイディアを自分の物とする事を一つの手段とし評価され多くの金を生み出したダリやピカソを例に挙げていますが決して彼らを批判している訳ではないと思います。ダリやピカソが多用したアプロプリエーションという手法は現代でも多く見られるのではないでしょうか。そうSNSやインターネットです。TIGRANはあくまでダリやピカソに対してではなくメッセージ性の伴わない盗用が蔓延する情報化社会への皮肉を込めているものだと思います。またTIGRANが生きているファッション界への批判もあるのではないでしょうか。オリジナルに敬意を表した引用などではなく、売れるのであれば模倣しようが何をしても良いという「クリエーションよりもお金が先立つ」全くもってGREAT STEAL=偉大な盗みではない状況に対しての批判を込めているものだと分析します。

" The World Is Not Yours "

第二次世界大戦中に英国の首相となり、危機的状況にあった戦争を勝利へと導いた功績を称えられているウィストン・チャーチル。ですが実際は国の存亡がかかって国民が不安を抱えている時でも酒を飲み続け、そうした中で国益を上げた我がままで傲慢な男としても有名だったようです。そしてフロントのプリントにある人物はサスペンスな作品で有名なイギリスの映画監督、アルフレッド・ヒッチコックです。ヒッチコックもまた「不安」をエンターテイメントへと変えることで一時代を築き上げた人物でした。現代においてマスコミや政治家、ある種の企業も世の中の「不安」をあおることで利益を得てゆき、「不安に関するビジネス」は巨大な富を生んでいます。例えば、それは「兵器産業」「警備保障会社」「保険会社」「医薬品会社」「宗教法人」「証券会社」「ビジネス・コンサルタント」「エネルギー産業」などなど。チャーチルやヒッチコックが人々の不安を手のひらの中で転がして自らの評価を高める手段として使っていた事実に対し、「世界はあなたのものではないよ」という皮肉を込めた真実をぶつけているのではないかと分析しています。

" YOU ARE NOT ALONE "
" Sorry "

直訳は「 君は一人じゃない。悪いけど 」 。となりますがグラフィックとの関係性を理解する為にもう少し言葉の裏側に隠されているものを探ってみましょう。「 ( 操られているのはもう一部分ではないよ ) 君もそのうちの一人だよ。気の毒だけど 」。と分析するといかがでしょうか。Sorryの後ろの®レジスターマーク ( 登録商標マーク ) を反転させているのもポイントですよね。本来の「登録された商標」という限定的な意味を逆にする事で皆に当てはまるという様な意味合いを込めているのだと思います。この二つのワードは、どなたでも一読して意味がわかる簡単な言葉や文章でありながらも、実は深いメッセージを込めているというTIGRANらしい表現方法ですよね。難しい言葉やまわりくどい言い方をして受け手に分からせてしまったり、また抑え込もうとしている時は発信者自体が真理を理解していない場合も多い為、誰にでも分かりやすい言葉で伝えているTIGRANの手法はTIGRAN自身の考えが深いという証拠だと思われます。ブラックホールから伸びる手=表舞台には出ていない、もしくは表舞台に出ているが別の顔として認識されている存在が世界を動かし思想や思考のコントロールを目論んでいる、その存在が操り人形の操作パーツを持っていてその先には皆がいる。。。言葉とグラフィックで、周りに流されない自分であるべきとして注意喚起をしているのだと分析しています。

" STOP DREAMING "
" CHANGES NOW "

" STOP DREAMING "はTIGRAN AVETISYANがデビューコレクション ( 14SS ) で使用したワードです。このワードに対してTIGRAN AVETISYANは「 私にとっては学生であることを辞めて大学の外の世界と向き合う必要があった時のことです。それは期待と現実の関係とも言えます。そして新しい環境の中で働く事を意味していました。私が私自身であること、そして私の仕事をフォローする人々に対して誠実であることの重要性についてです」。と語っています。確固たる決意や覚悟を持ってこの道で生きていくと決めた結果が一つの「夢」であるとするならば、あなたが今見ているその夢。それは、実は誰かに作られた価値観から生まれているもので本当に自分がしたいものや考えて考えて心の底から湧き上がったものでは無いのかもしれません。TIGRAN が言うところの " Stop Dreaming " は、コントロールされた環境下で夢を追い求めることは既成の価値観を疑う事なく無意識に肯定する事になりかねないから危険な事でもあるのだよ。というメッセージなのかもしれません。このように一人一人の思考の変化の必要性を後身頃の " changes now " で謳い、さらに地球全体でコントロール ( 管理 ) されない人間が増えていけば平和な世の中への第一歩になるのかもしれないという希望が前身頃の力強く飛び立とうとしている白い鳩に込められているのだと分析しています。

" THE END OF HISTORY "
" HIGH QUALITY PRODUCT "
" always under construction "

一つ一つワードを分析していきたいと思います。まずは、" THE END OF HISTORY "ですがこのワードに関してはTIGRANが7~8ヶ月以上も前の2019年にコレクションを作成しているので決して現在の世界情勢を表したものではない点はご理解ください。もっと広く深い視野での言葉のように思います。ピラミッド、月と思われる惑星。これらは一つの例としてアートワークに盛り込んでいます。これらは一体いつからあって誰が何のために作ったのか、、、さらに言えば、私たち人間は?地球は?どこから来たのか?深く考えていくと宇宙の存在を考える事に辿り着くのではないでしょうか。決してオカルト話ではなく現在の日常だけがこの世界の全てではないという事なのかもしれません。そして自然発生的ではなく誰かに作られた世界だという事に気付く事ができるでしょう。また、こういった例を挙げる事で皆それぞれにルーツを考えるきっかけを与え、これまでの古い考え方を終わらせる事を意図し未来に繋げる為に " THE END OF HISTORY " というワードをチョイスしたのではないでしょうか。ですのでポジティブなワードであってネガティブなものではありません。次に " HIGH QUALITY PRODUCT " ですが、一見いつものTIGRANの皮肉を込めた言葉遊びかと思いきや、私達の知らない高度な文明の存在を意味しているのだとしたならば、、、そして最後に後身頃の " always under construction " =常に建設中。こちらも知らないだけであって今日もどこかで未来に向けた何かが築かれていますよという事であり、アートワークが全て繋がっていきますよね。重複しますが悲観的なものではなく、未来をどう生きるかという前向きなメッセージなのだと分析します。

" Predicting The Past "
" WE RIP WHAT THEY SEW "
" NO "

" Predicting The Past " ( 過去を予測している )、" We Rip What They Sew " ( 彼らが縫ったものを私たちは裂いている )。直訳だと意味が分かりにくいのでもう少し解釈を広げてみたいと思います。" Predicting The Past " = 現代や未来に活かしていく為に過去を省みる、" We Rip What They Sew " = 先人たちが築き上げてきた平和な世界を私たちは壊している。少しは理解しやすくなったのではないでしょうか。まだ戦争 ( 古代の戦争も含む ) が無かった頃の地球は国家という単位はなく、ヒエラルキーが存在しない皆平等で幸せに暮らしていた時代があったそうです。煩悩を抑制する事が出来なくなってしまった現代においてはそもそも地球人が持っていた素晴らしい価値観を自ら壊して現在の世を形成しています。ここに描かれたキノコ雲は科学の進化故の素晴らしい発明であったとしても軍事的に悪用された場合、多くの人が苦しむ原因となる。すなわち進化がもたらす悲劇の象徴として用いられています。またそういった悲惨な状態に歓喜する人々も実際には存在する事実をグラフィックにシルエットとして盛り込んでいます。これはまさに倫理観の欠如を表しているのではないかと推測します。非常に危険な状態であると言わざるを得ませんね。すでに危険な領域に踏み込んでしまっているにも関わらずこの事に危機感を抱かない人々に警鐘を鳴らす意味で有刺鉄線とNOというワードが後身頃に描かれていると解読出来ますね。今目の前で起こっている現状を正確に把握して自分が取るべき行動を考える時と示唆していると分析しています。


アイテム形状としては、POLOシャツ、BASIC TEEシャツ、クロップドTEEシャツ、MAXI TEEシャツがございます。
※BASIC TEEシャツのみ表示の全10グラフィック。その他のアイテムは"STOP DREAMING"+"WE RIP WHAT THEY SEW"、" THE END OF HISTORY " with CAPITOLを除いた8グラフィックです。

■TIGRAN AVETISYANブランドページ■
https://www.eliminator.co.jp/products/list.php?maker_id=58


ABOUT TIGRAN AVETISYAN・・・

TIGRAN AVETISYANはモスクワ出身で、ロンドンのセントラル・セント・マーチンスを2012年に卒業。同校内では数人しか開催する事が許されない卒業コレクションでLVMH のスポンサー賞を獲得致しました。

あるシーズンにおいて、何かに対するアンチや皮肉の比喩などを盛り込みコレクションテーマとしました、という事ではなく彼は常に軸にアンチが存在しウエアを通してメッセージを発信し続けています。その姿はまるで活動家のようです。試行錯誤しながらファッションを通じ自身の考えを発信しメッセージを伝えたいと戦い続けている姿は非常に美しくそしてリアルです。故にTIGRAN AVETISYANの作るウエアは信じられるのです。

KIKO KOSTADINOVとは互いに親交 ( 互いにセントラル・セント・マーチンス卒業。TIGRANがKIKOの二個上の先輩にあたります ) があります。TIGRANはARTやメッセージを通じて心の底のマグマをストレートにウエアに落とし込む表現方法、KIKOは服を纏った時に生まれる空間を機能を考えながらデザインしているパターンワーク特徴の手法と、表現方法こそ全く異なりますが共にアンチ精神が存在し、コントロールされ意図して作られた現在のファッション界のメインストリームに対抗する旗手として両名共に注目すべき存在です。